メルマガVol.9

皆さま、こんにちは。
皆さまに弊社の活動を知っていただき、障がいのある子ども達や大人の“働く”の現場を身近に捉えて、障がい者の“働く”にさらに関心を持ってもらい、皆さんとその環境を活性化していくために、メールマガジンを発行させていただいております。
末長く宜しくお願い致します。

−最新ニュース&お知らせ−
去る9月はボラシェアが運営を行う就労移行支援事業所Blue Oceanにて就職者を4名輩出、また放課後等デイサービスGood Jobsでは、3年前にGood Jobsを卒業した生徒さんが、数ヶ月に一度弊社主催で障害のある子どもを持つ親御さん向けに行う座談会に登壇。スターバックス コーヒー ジャパンに入社し、正社員になるまでの道程について話してもらう機会を設けました。
各々がGood JobsやBlue Oceanで身につけたスキルを武器に就職の道に繋がり、一歩一歩、お陰様で就職と就労定着が実現しております。

弊社では今秋11月より「就労定着支援事業」を開設予定としております。
主に弊事業所の就労移行を卒業し、半年経過した者が利用者となりますが、就労移行支援、就労継続支援、生活介護、自立訓練の利用を経て一般就労へ移行した障がい者で、一般就労後6月を経過した方に適用されるサービスとなるため、該当される方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけいただけましたら幸いです。
当社は、働く当事者への支援に留まらず、勤め先の企業様側にも積極的に介入し、就労定着に向け、両者と伴走して参ります。

●放課後等デイサービス Good Jobs(グッジョブ)
まん延防止等重点措置が解除され少しずつコロナの感染拡大が落ち着いてきましたが、事業所では変わらずアルコール消毒の徹底、検温・症状確認、マスク着用等感染対策を行なっています。

10月9日(土)は延期となっておりました保護者様参加縁日を開催することができました。子ども達一人一人が協力しながら最初から最後まで準備を進めてきたイベントでしたので嬉しい限りです。
事業所でもできる限りのコロナ感染予防を行い、開催する中で子ども達は縁日のルールを守って楽しく過ごすことができていました。また、小さいお子様が来ると目線を合わせておもてなしする場面があり、優しいお兄さんお姉さんの一面が増えていく姿が印象的でした。
子ども達のいつの間にか成長している姿に驚きました。
協力し合うことは“将来”とても大切なことです。グッジョブで安心して日々過ごす中で身につけていけるように努めていきたいと思います。
後日参加して頂いた皆様のアンケートには「Good Jobsの皆さんは元気いっぱいでパワーを貰えました!」「子どもたちが作ったもので遊ぶというのはとても楽しかった。」「Good Jobsでの子どもたちとのやり取りが見れてよかった。」「子供達にも役割を持たせながらも皆それぞれ楽しく過ごせている空間がとても良かった。」と大満足して頂けました。他にも素敵な感想を頂いておりますので次回の縁日繋げていきたいと思います。
お忙しい中、ご参加ありがとうございました!

10月は運動会の季節ですね。子ども達の話の中に「今日体育でたくさん走る練習した!」「団技練習した!」と頑張っている様子が伺えます。
また、その中で練習に疲れて気持ちの切り替えが難しくなる児童もいらっしゃいますが、少しずつストレス発散しながら上手に気持ちを切り替えることが増えてきました。私達も子ども達が一生懸命頑張る姿に感動と応援しつつ、グッジョブに来るとゆっくり楽しく過ごせるように取り組んでいきます。

グッジョブは現在定員10名に達しておりますが、見学・体験は随時受け入れております。
利用希望の場合は空きが出た際に、順次お声かけしています。

●就労移行支援事業所 Blue Ocean(ブルーオーシャン)
Blue Oceanでは、9月に4名の方の就職が決まりました!
・UUUM株式会社 クリエイターマネジメントユニット
・株式会社タケセン 事務職
・株式会社ハンク・ディーシー 平家の郷新別府店
・株式会社ボラシェア IT未来促進室
の上記4社です。

今回は、代表して株式会社タケセンの事務職に就職が決まった方のインタビューを紹介したいと思います。

Q1.就職先はどのような企業・職種ですか?

A1.リフォーム関係の企業の事務職です。

Q2.どのような流れで就職という形になりましたか?

A2.職場実習を1回目は3,4時間程度、2回目は5,6時間程度行い、徐々に業務に慣れていき、そこから就職という道に繋がりました。

Q3.実習中はどのような業務を行いましたか?

A3.お客様のデータ入力、訂正印を押すなどの様々な業務を行いました。

Q4.Blue Oceanでは、どのような訓練を行ってきましたか?

A4.主にプログラミングの勉強を行いました。 訓練の後半では、ジャバスクリプトの勉強も行いました。

Q5.訓練で学んだ知識を就職してからどのように生かしていきますか?

A5.企業さんから将来的には、会社のホームページを編集してほしいというお話を頂いています。訓練で身につけた知識を使ってホームページを編集していきたいです。

Q6.今後、就職のために訓練を行う方に向けたメッセージをお願いします。

A6.Blue Oceanに入所した頃は、どのような知識を身に付けたいのか自分でも分からずに悩んでいましたが、自分を見つめ直す時間や、スキルの選択肢を多く提供してくれたため、就職に向けて計画的に訓練を行うことができました。
Blue Oceanは親身に寄り添ってくれるため、不安や悩みなどを相談しやすい事業所だと思います。

Q7.今後の人生の中での目標はありますか?

A7.最初はトライアル雇用のため、正社員になり、自分の車や家を買ってみたいです。
就職してからも、Blue Oceanに何かあったら相談をして、安定して業務を行えるように努めていきたいです。

この方は、入所する前はパソコンを使った経験がほとんどなく、Blue Oceanに入所して、パソコンスキル、プログラミングを一から学んでいきました。
Blue Oceanでは新しいことに挑戦したい人、スキルを高めて就職したい人を応援します!
随時、見学や体験の申込みをお待ちしております。

●就労促進室
株式会社ボラシェア就労促進室室長の木下大輔です。
今号より、企業様向けにもメルマガ配信を行なって参ります。よろしくお願いいたします。
今回は改めて当社の紹介を致します。

2016年8月に東京都千代田区永田町にて創業し、「障がい者雇用コンサルティング事業」を開始しました。
同年より、GMOインターネットグループの特例子会社「GMOドリームウェーブ株式会社」の設立をコンサルティングさせていただきました。現在も継続して「GMOドリームウェーブ株式会社」における就業者への定着カウンセリングをしております。
2018年1月に宮崎へ本社を移転し、同年3月に障がい児向けの福祉サービス、放課後等デイサービス「Good Jobs」を開設しました。
放課後等デイサービス「Good Jobs」では小学生から高校生までの障害のある児童が放課後の時間を利用し、ITスキルの訓練や、働く上で社会において必要なマナーを学んでいます。
2019年8月には、18歳以上の一般就労を目指す障がい者向けの福祉サービス、就労移行支援事業所「Blue Ocean」を開設しました。
就労移行支援事業所「Blue Ocean」ではIT・PCスキルに特化した訓練を日々行なっています。プログラミング学習やIllustrator・Photoshop、Office Softなどスキル学習は様々なことを行なっております。
また今年で開所して2年が経ちますが、2021年9月までの就職者実績は10人、就労定着率は8割となっています。就職先の例として、UUUM株式会社での動画クリエイター業務や、新富町役場での事務職等があります。スキルに特化した就職の仕方や、基礎的なPCスキルでの就職など就職は様々となっています。

福祉サービスとしてのサービス提供と、企業様向けに障がい者雇用コンサルティングの事業、両方の視点からサービス提供が可能となっています。

当社のMissionである「障がい者就労100%」に向けて今後も邁進して参ります。
障がい者雇用について困りごとや課題がありましたら、いつでもお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

−その他−
●社員、アルバイト募集
就労100パーセントに向けて想いを共にできる方、ご紹介頂けましたら幸いです。
・ブルーオーシャン支援員(資格、経験不問、障がい者就労100%に向けて想いを共有できる方)
・障害者雇用に興味があり、営業経験のある方
・グッジョブ指導員(保育士、児童指導員、作業療法士・理学療法士、精神保健福祉士) 
・送迎ドライバー(普通自動車免許をお持ちの方)

●学生インターンシップ募集
大学生、全国から募集しています。又、一芸がある高校生、事情があって中途退学をしてしまった人、障がいがあっても、どんどん高みを目指したいと思う学生も可能です。
インターンをして得られるものは、障がい者が働くことへの世界初のカリキュラムを体感、ベンチャー企業ならではのスピード感、世の中を変えてみたいという熱い気持ち、地球規模の考え等々。

●ボランティア募集
グッジョブ、ブルーオーシャンで障がいのある子どもや大人と接し、自身の知識や経験を共有してくださる方、また障がい者が働くことに何らか貢献したい方、どなたでも活動へのご協力お待ちしています!

−はじめじいじの格言−
こんにちは。はじめじいじです。

Blue OceanからUUUM株式会社、株式会社タケセン、株式会社ハンク・ディーシー(平家の鄕)、株式会社ボラシェア等への続々の入社おめでとう御座います。

今月のテーマは
「企業も当事者も甘い期待は捨てよ」

私が11年程前、株式会社D &I(東京千代田区)の取締役会長の折、ある大手上場不動産企業の人事担当役員との話でこんな話をされた。
(障がい者を戦力にならず採用して損をするなら、年間1人50万円の罰金を払った方が会社的にはメリットがある。あんたらの会社は障がい者採用しているの?)
とがつんと言われた事がある。当時の代表の杉本と、とぼとぼと会社に帰った記憶がある。
結局半年以内にD &Iにも重度障がい者を2人採用し戦力になっている詳細を伝えると、
(では、特例子会社の設立を君たちに任せるから、会社にとって戦力になりグループ会社にメリットが出るようにやってくれ)と言われ受注した事がある。

(企業の甘い期待)
健常者と同じように働ける障がい者を採用する

(当事者の甘い期待)
障がい者雇用率達成のため、スキルもないけど何もせずに採用されるかも

企業と当事者にこのようなミスマッチがある以上、障がい者雇用が進むわけがありません。
成長している、いわゆる良い会社とは会社の純利益(資産)を増やして行きます。
純利益を増やすには、経常利益の30-40%の膨大な税金を納めます。
成長している良い会社は、それだけで充分社会に貢献しているのです。
そんな会社に、社会奉仕的に更に障がい者雇用をしてください。余裕があるなら1人でも採用してやってください。と言っても通用する訳はありません。
そこの社員は日々コストと効率を極限まで切り詰め、会社を成長させ、多くの税金を納めて社会に十分貢献している会社に更に社会貢献と伝えても、相手は?となるだけです。
当事者も変化が必要です。

障害があるからできない事をしっかり明確に配慮してほしいと伝え、そこは障害とは関係ないから自ら努力する点であると伝え、会社の戦力として準備しておく必要があるのです。

今、もしくはこれからの時代は企業は戦力になるなら配慮はしてくれる時代がやってきています。

更に環境ではリモートも当たり前に可能、ダイバーシティなチームは、企画力、実行力、強いチームになりえることが認められつつあるからです。
更に世界経済のトレンドは、環境課題、ダイバーシティ促進です。
企業が存続成長するためには、それらがクリアしていることが条件の時代がやってきています。
企業も当事者も甘い期待を捨て、未来に向けて準備をする。

そういう時代を皆さんと創っていければと思います。

来月はもう少し軽いポップな話題に致します。お楽しみに。

〜はじめじいじ〜
両親が全盲。父は音楽の教師、母は特別支援学級の講師で育つ。
21歳でアメリカで会社を3社起業。従業員規模約450人の会社を17年間経営し売却。
その後投資家として、多くの起業家を育成。東証一部上場を果たした企業や、障がい者雇用促進の会社などがある。
ボラシェアのミッションは、「障がい者が100%働ける世の中を作る」です。悪いけどこれも本気です。

−最後につぶやき編集後記−
10月は運動会が週末に行われる学校が多いです。グッジョブに来ている小学生達の体操帽にハチマキが縫われていました。「今日は運動会の練習した!」と教えてくれる子どももいます。楽しい運動会ですが、体をたくさん動かすので疲れが出ており送迎中には可愛い寝顔を見せてくれます。何にでも全力で取り組む子ども達を見て、こちらも“頑張らなければ”と元気をもらっている今日この頃です。(メルマガ担当:大賀)

問合せは下記へ
電話:0985-89-0288
メール:support@volashare.com

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